今の季節、ときがわ町は花盛りです。次から次と色とりどりの花が咲き、訪れる人の目を楽しませてくれます。鳥や虫たちもうれしそうです。
西平の正法寺では、むらさきつつじ(ミツバツツジ)が今、満開です。ときがわホースケアガーデンから歩いて4~5分の場所にあります。
♪ホースガーデンから一緒に歩いてみましょう
◇牧場の脇にもきれいな水仙が咲いています。
◇県道172号線をわたってまっすぐ道なりに北の方角に歩きます。少し歩くと右手に馬頭尊があります。近くの家の人の手によって周りには花が植えられ、季節ごとに違う花が咲きます。今、咲いているのは「ミツマタ」です。木の皮は和紙の材料になることで知られている植物ですね。
◇右手に山桜と、山に自生するむらさきつつじが見えてきます。
◇少し歩くと左に見えてくるのは、岩場に植えられたたくさんのつつじです。
(個人のお宅なので入らないようにしましょう。)
◇手前の細いつつじは、岩場のほんの少しの土の上に落ちた種から成長したものだそうです。条件の整わない場所でも一所懸命咲いています。
◇すぐに正法寺が見えてきます。むらさきつつじの向こうにあるのは、しだれ桜です。このつつじは盛りが過ぎてきましたが、しだれ桜はこれからが見頃です。これからここを訪れる人は、どの花と巡り合えるでしょうか。
◇しだれ桜の花と、むらさきつつじの花。
◇お地蔵様、花に包まれ何想う…。お顔には、手に持つ錫杖の影が映っています。
(この2枚の写真は、正法寺さん撮影のものをお借りしました)
◇むらさきつつじが一斉に咲く時、この小さな山里の緑の中に、たくさんのあかりが灯ったように景色も明るくなります。山に自生しているつつじ、人の手によって大切に育てられているつつじ。むらさきつつじが大きく枝を張るには多くの年月がかかるそうですが、そんな花に迎えられてお寺にお参りできるのは、うれしいことです。
お馬さんたちと触れ合った後に、ゆっくりと散歩してみるのも楽しいと思います。和尚さんがお寺においでの時ならば、いのちのお話などをしていただけるかもしれません。
☆お寺の裏山には、明治時代につくられたという巡礼の道があります。ここをまわると四国八十八カ所巡りをするのと同じご利益があると伝えられています。早い人で20分、ゆっくりだと40分くらいでまわれるそうです。
正法寺さんでは毎年4月始めごろに「むらさきつつじまつり」が開かれます。今年はすでに終えていますが、また来年をお楽しみに♪
むらさきつつじ(ミツバツツジ)はときがわ町の町花になっています。ここだけでなく、大野方面など、道沿いにたくさん見つけることができます。明るい紫の色を楽しんで下さいね。